今から30年ぐらい前のお話。ちょっと不思議なお話。
当時の私は中学1年生で野球部に所属していました。夏休みの3年生が引退して、新チームの練習をしていた時でした。
暑い夏の日、新チームでの何回目かの練習中。
私の通っていたら中学の外野の後ろには森があり、虫が沢山出るのと気味が悪いので、あまり近づく人はいませんでした。特にこのシーズン大量の蚊が居るのでできれば近づきたくない場所です。
たまにかっ飛ばす空気を読めない先輩が、どでかいホームランを打っちゃうんですが、取りに行くのは一年の私たちの役目です。
ボールを取りに森に入ると、ボールの横には小さな白い球が、、、。
驚くほど低い位置に、何かの鳥の巣がありました。
とりあえずよくわからないので、卵をその巣みたいなものに入れておきました。ちなみに親鳥風な鳥は見当たりません。
でもしばらくしてから、同じ場所に行ってみると、、、。
それからしばらくしてまたしてもボールを拾いに行くと、なんと雛がかえっておりました。真っ黒い鳥でカラス?のような感じです。
バッタは食べないのか、人間からはもらわないのか、、、。
そのくせ帰ろうとすると、ピーピー何かを訴えてきます。こんな事が夏から秋になるぐらいまで続きました。私の他にこの鳥の事を知っている人はいなかったと思います。森はセンターの後ろに位置しており、当時センターを守っている一年は私だけ。つまり森に入る事があるのは私ぐらいだったのです。
しばらくして、鳥もいつの間にかいなくなり、すっかり忘れていた日事件が起こります。
現れたのは恐怖の昆虫 最恐のスズメバチです。
グランドで体育祭の練習をしていた我々は大混乱です。数名が刺されるという事故が起こりました。そうこうしているうちにあっという間に、ハチに囲まれてしまいました。
正直言って、後にも先にもこんな昆虫に恐怖を感じたことはありません。
突然の事で何が起こったか分かりませんでした。針をむき出しにこっちに飛んできた蜂があっという間に姿を消したのです。なんと鳥に捕まっていました。
鳥たちは、3匹現れて一匹が少し小さく感じました。なんとなく家族なのかな?と思いましたね。そしてよく見てみると、小さい鳥はなんとなく見覚えが、、、。
助けてくれた鳥は、綺麗な青い鳥でした。キラキラとした羽で羽ばたきあっという間に蜂を追い払うと、どこかへ飛んで行ってしまいました。それっきり鳥を見ることはありませんでした。
数年が経って、あの綺麗な青い鳥がどうやら「カワセミ」という鳥だったことを知りました。もうずいぶん昔の話ですが、今でも不思議に思います。あれは何だったのだろうかと。ちなみに周りの友達に聞いても鳥の事は知らないとか覚えていないとか言ってました。一人だけ鳥がいたという友達もいたけど、「青い鳥じゃなかったかな」と言ってました。私の勘違いか記憶違いだったのでしょうか
嘘みたいな不思議な話シリーズ ちょっと不思議な体験第一弾です。
皆さんも人生でこんな不思議な経験ございませんか?
ちなみに別に嘘みたいな全て本当の話とは言ってませんよ。(´∀`*)ウフフ