シーバスチャレンジ6回目の記事です。
1.シーバスチャレンジ これまで
相変わらず厳しい状況が続きます。
毎週のように釣り場に通い、結果14連敗。
普通まぐれとかで1匹くらい釣れると思うのです。
シーバスを求めて、あっちへこっちへ。
で、前回の追いかけるシーバスを釣り上げる事に全力を挙げるべくいつもの港へ向かいます。
前回同様にルアーを追いかけては来るので、後はタイミングとちょっとした技で釣れるはずと踏んでいました。
ネットを調べ、動画を徹底的に見て出発しました。
2.シーバス釣行!!
そして結果から言うと、前回同様に追いかけては来るけど、最後のフッキングにいたらない。
試しにブラックバスを釣る際によく私がやっていた、しゃくってフォールさせるアクションをつけたら、2回ほどバイトがあったような感じでした。
但しその2回だけで後は全く、、、。
シーバス自体は見えています。あと追いかけてきます。
こんな状況で、刻着状態(2時間程度)が続きます。
残り時間もだいぶ少なくなってきたので考えます。
さてルアーをもう少し明るめに変えるか、それともいっそワームをやめて、一旦フローティング系のミノーで攻めてみようかと、一番信頼性が高い「エリ10」を投げ込みます。
と思ったら、手元が狂いストラクチャーへまっしぐら、、、。
一撃で「ガイア エリア10」を失う結果に、、、。
ショックと釣れなさの焦りから呆然と海を眺めていると、不意に声をかけられました。
見ると、そこには30歳ちょっとくらいの男性がにこやかに話しかけてきます。
どうやら二人組の方たちのようです。
不意に現れた二人の男性と少し話をしていると、相当にやり込んでいる人達である事が分かりました。
面白いのが、その人たちが独自の理論を確立しており、私が研究していたネットや動画とかとは少し違っていました。
特にそのポイントに非常に詳しく、そのポイントのことも含め、シーバスの釣り理論、そのポイントの季節ごとベイトの状態など惜しげもなく教えてくれました。
と言っても私がそもそも話についていけない事が多々ありましたが、、。
尋常じゃない知識量であったと思います。
そしてとても参考になる情報であったのです。
話し込むこと多分1時間くらい。
釣りはできませんでしたが、今後に役立つ貴重な情報だったと思います。
3.釣り方とポイントについて
その方たちは普段から釣りをしているらしく、どうやらすべての土日(話を聞く限り平日も)を釣りをしているようでした。
まず言われたのは、このポイントの今年の状況。
ポイントとしては悪くないが、釣り人も多く(私は多いと思っていなかった) スレている状態。
先々週もベイトのコノシロが大量に入ってきたが、何故かシーバスが動かなかった。
こんな感じが今年は続いていて、いついているシーバスはいるものの、釣れない状況だそうです。
但しここでこうして私が2ヶ月ほど試行錯誤している事を話したら、考え方や理論はあっているし、方向性も正しい。とお墨付きをいただけました。
では一体何がだめなのか?
一言で「場所が悪い」とのことでした。
場所と言っているのは、そのポイント(港やその周り全体)のことであり、今釣れいているポイントは、そこから南へ10キロほどくだった別の港などが釣果が出ていると教えてくれました。
彼らはこのポイントに様子を見に来ただけで、これから別のポイントへ向かうとのこと。サーフィンで言うところの所謂「ローカル」という人達でした。
彼らからは多くのことを聞きましたが、備忘のためにいくつか書き残しておきたいと思います。
3-1.魚を知り、海を知る
「敵を知り、己を知り……」の話に近いのですが、シーバス、シーバスを知ろうとするのではなくて、海のことを知るべきだそうです。
その海には何がいて、どういう環境で、どんな魚たちが暮らし、どんな人たちがいるのか。シーバスは単にいるだけでなくて、セイゴ・フッコと言われる小型のスズキもまた生活しているわけです。
セイゴ・フッコは群れをなしているが、基本大人のシーバスとは別行動しており、目の前を通過したベイトに思わず食いついてしまったりするので、割と簡単に釣れるそうです。
そんな海のことを理解すると、現在のこのポイントがいかに厳しい状況なのかを知ることができるそうです。
このポイントにて粘る必要が全くなく、恐らくほかのポイントに通っていならば、既に何匹もシーバスを釣っていたであろうと指摘されました。
3-2.ブラックバスとの違い
私はブラックバス釣りからシーバスに来た人間なので、ベースの考え方がブラックバスです。同じ「バス」の名前がついているので、混乱してしまうのですが、全く関係が無い別の魚であり、釣り方も全然違います。
ブラックバスの場合、そこに魚が居るならば何とか釣り上げる努力に答えてくれる場合が多い。例えば動くものに反射的に食いついてしまう修正など。
シーバスは、仮に見えていたとしても全くベイトに興味を示さない事が多々ある。
どんなにアピールしても、餌を与えてもなお動かないものがいるとのこと。
私がこのポイントで一生懸命やっていたのは、所謂このシーバスに対してアクションしていたということです。
シーバスは主に群れで行動しているので、その群れがどこにいてという情報が非常に重要であり、その情報を元に予測を立てて行動するのが大事だそうです。
3-3.パイロットルアーについて
パイロットルアーという言葉自体は聞いたことありましたが、実際には全く意識していませんでした。
パイロットルアーというのは、探るためのルアーで、基準となるべきルアーです。
ちなみにその方たちは、「ラパラのカウントダウン」というルアーを使っていました。
※使い込みすぎてボロボロ且つ目とか色とか落ちてましたが現役だそうです。
最初に投げ込むパイロットルアーに反応が無い場合は、こうするとか
反応があった場合はこうするとか基準はやはり儲けるべきだとのこと
私はワームしかやっていないので、不要と思っていましたが、あったほうが良いとのこと、今更ながら思い込みはよくないなと思いました。
3-4.時合いについて
時合いという言葉自体、あまり聞きなれない言葉だと思います。
どんなにポイントが渋くなってしまったとしても、時合いというものが必ずあるそうです。
時合いとは、要するに天気や時間、潮の満引きなどあらゆる状況が揃って魚の活性が一気に高まるタイミングを指すそうです。
シーバスの場合は、基本群れで行動しているので、群れを発見できれば時合いのタイミングは数多く訪れる事になるかもしれません。
群れをなして泳ぐ魚達を求めてアングラーは徘徊する訳ですが、この状況を把握する人たちがいるそうです。
まるでパチンコで生活しているパチプロのように、かなり詳しい部分まで研究し尽くしており、そのローカルローカルに合わせた釣り方をしているようです。
上級レベルになるとこの時合いの時のみやってきて、数匹釣ってさっさと帰っていく人も結構いるのだとか。
何事も極めようとする人たちはどこにでもいるものですね。
4.次回作戦 場所替え
という事で、私が通っていたポイントはかなり渋い事がわかったので、次回からは場所自体を変更します。
昨日の人たちに教えてもらったポイントも来週にはもう釣れていないかもしれませんが、どこかで必ず爆釣ポイントがあるはずなのです。
昨日の15連敗を含め身に付いた知識と経験を活かすのは、どうやら違う場所のようです。改めて釣れるポイントはいろいろあるし、東京湾のシーバスは物凄い数入っているのは事実だそうです。
私ももういい加減にこの連敗を止めて次のステップに行こうと思います!
15連敗してもう嫌になるかと思いきや、次なる希望が見えたので、やる気はむしろ上がっているくらいです!!
問題はまもなくやってくる冬の寒さでしょうか、、、。