カラテウサギのカラウサ雑記帳(ゴルフとラーメンとその他)

中年サラリーマンが空手を始めたら「劇的に人生が変わった!」の空手・格闘技以外のお話

【就職活動】グループワーク・ディスカッションのコツ・ポイント 面接官からアドバイス!

就職活動でグループワークとかグループディスカッションとかありますよね。

面接官の立場から就職活動中の皆さんにちょっとアドバイスです。

 

 

1.グループディスカッションの面接官ってどんな人?

グループワーク・グループディスカッションは、就職活動の中で適性試験を終えた最初の面接の一種だと思います。

 

この面接をするのが、専門の採用担当者もいると思いますが、結構多いのが企業のリーダーとか、課長、係長クラスの中堅社員です。

就職活動の採用だけしている人たちではなく、現場の人たちです。

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就職活動の時期が来ると会社の指名で、面接官をやれと命令される訳です。

これがなかなか厄介で、面接官になると普段忙しいにも関わらず、半日のWeb講義、更に半日の集合研修のロールプレイ、そして当日のディスカッションと採点とかで、本人の本来業務の忙しさとか関係なしに対応が必要になります。

好きな人はいいのですが、大半の人は「まじか、、。」と思うと思います。

そして、就活中の皆さんが思う以上に、責任を感じているのです。

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採点とかも物凄い真剣にやりますし、ボーダーの人たちを何とか見極めようと面接官側も必死なんです。

まぁ、とはいえ、その企業の現場の人たちを見れる、話が聞けるという意味でも、就職活動中の皆さんも本当にこの会社で良いのか?と評価をすることも出来るのです。

 

2.グループディスカッションの意味を考える

グループディスカッションや1次面接って何のためになると思いますか?

よく言うのが「足切り」の為と言われます。

要するにふるいにかけるというか、不適切な面接者を落とすという事ですね。

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ですが、この表現はちょっと違うと思います。

どちらかというと「よさげ人たちを2次面接に行かせる」という意味です。

課長、係長やマネージャクラスは、管理職といっても下っ端です。

なので、とりあえず良さそうな人たちは皆、次の面接に進んで欲しいと考えています。

仮に10人がグループディスカッションに参加したならば、10人ともに2次面接に進める許可を出したい位なのです。

 

何故なら

直接面接しているわけじゃないからです。

グループディスカッションは、面接者達の行動を外から見ていて、質問をしたり誘導したりをしません。

なので、聞きたいことも大して聞けなかったりします。

質問タイムがある場合もありますが、面接者が多いので質問も限られます。

またグループワークやディスカッションの内容に特化した質問に限定されたりもするので、その人個人の事とかは聞けないのです。

 

つまり自分で判断出来るだけの質問ができない以上、グループディスカッション中の行動を見た上で、判断しているということになります。

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では、どうして全員合格させないのかというと、全然喋らない人とか明らかに問題ある人を合格させると、2次面接の面接官は自分の上司だったりするわけです。

すると「あいつは人を見る目がない!」とか言われる可能性もあるのです。

なので、グループディスカッションの面接官は

「できるだけ多く合格させたいけど、限度もある!」

という状況で判断しているのです。

 

3.グループディスカッションのポイント

では、グループワークやグループディスカッションのポイントって何でしょう?

単に目立てば良いという訳ではありません。

たくさん話せば良いわけでもありません。逆効果の場合もあります。

 

でも普通に考えて、普通に意見をまとめて、普通に回答すれば、グループディスカッションは確実に通過出来ると思います。

 

ポイント① 採点表に即した言動を見ている

面接官の手元には企業独自の採点表があります。

その場で採点しなくても、後でやってます。

その企業に応じた重視するポイントがあって、それに沿っているかを見ています。

例えば、サービス業であれば、受け答えの明瞭さだったり

システム会社であれば、論理的思考だったり

新進の勢いのある企業であれば、発想力だったり

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その企業の求める人物像のポイントが必ずあります。

そのポイントをグループワークやディスカッションの中から一生懸命探すのが、面接官の役割となります。

 

と言ってもそのポイントは割と普通のことです。

・しっかりと他者の意見を聞ける

・みんなの意見をまとめられる

・自分の意志で話ができる

・他者の意見を聞き、正しく評価できる

とか、別に特別なことじゃないのです。

 

その企業の雰囲気や風土を勉強していくと見つけやすいかもしれません。

まぁ、普通の学生はそんな事はわからないと思うので、気にせず堂々とハキハキ話していれば良いと思います。

 

ポイント② 人間性を見ている

企業にとってもひょっとしたら一緒に仕事をする仲間になるかもしれないわけですから、いい奴、いい人と一緒に仕事したいですよね。

そんな人を探しているのです。

例えばすごく優秀な意見を言う学生がいたとして、その学生は誤った意見を言った別の学生を鼻で笑って馬鹿にした態度をとったり、威圧するような態度を取ったりする場合、私なら間違いなく落とします。

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何故なら社会に出ると、人間的にダメな奴を沢山見ているのです。

これはマジで、1部上場企業の結構有名な企業でも普通にダメなやつは結構います。

ある分野だけ優秀で、その分野以外の仕事を与えられない人もいるのです。

 

人に責任をなすりつけるやつ、口先では良い事を言っても、絶対自分で責任を取らないやつ、プライドだけ高くて努力しないやつなど

特にチームでの作業が必要な会社であれば、チームワークを乱す人間は、優秀であったとしても不要なのです。

何故なら、その人にはその人が光る会社がきっとあり、一匹狼が評価される場所で輝けるとかもあるのです。

合わない会社に入っても、結局苦労してやめてしまうのは皆が不幸ですよね。

 

ポイント③ チーム進行を見ている

グループワークとか、グループディスカッションは、そもそもグループです。

当たり前ですが、、、。

つまり何を言いたいかというと、チームでの活動を想定しています。

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そのチームが正しく導けているのかを見ているのですね。

といって、チームが全然まとまらなかったとして、全員ダメになることはありません。

チームで評価ではなくて、評価はあくまで個人です。

 

チームとしての役割をこなせるかどうかを見ています。

なんとなくリーダー格の発言をしたり、司会進行を務めたほうが評価が高いように感じるかもしれませんが、実はそんな事はありません。

それよりも自分の意見をきっちりと言えたり、論理的に話をまとめられる方が評価は高まります。

 

4.グループディスカッション攻略法!

グループワークやグループディスカッションでは、何を重視してどう動けば良いのでしょうか?

4-1.グループワーク・ディスカッションでやるべき事

①とりあえず一生懸命やる!

例えばグループワークで、ただ見ているだけだと何もしない人と思われるかもしれません。とりあえずマジックで色を塗るだけでもやりましょう。

②笑顔に勝る武器はない!

老若男女、笑顔を絶やさない人はそれだけで得点UP!

これはマジです!笑顔が素敵なだけで妙に印象残るのです。

思わず採点も甘くなる事もあるかも、、、。

③自分の意見をしっかり話す

自分の意見を持ってる事は重要です。しっかりと言い切りましょう。

④とにかく話せ!話をしろ!

苦手なのは分かりますが、一言も話さない人がたまにいます。

評価できないので、100%受かりません!

上手じゃなくても良いのでとりあえず話をして!!

⑤他人の意見もしっかり聞く

自分のことで一杯いっぱいになると、人の意見を聞けなくなる人がいます。しっかり他人の意見も聞いて意見すると素晴らしいです。

 

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4-2.グループワーク・ディスカッションでやってはいけない事

①上手に話す必要はない!

アナウンサーでもないのに、そんなに上手に話す必要はありません。

自分の意見をなるだけ端的に、しっかりと言えると評価は高いです。

②余計なものはいらない!

必死に爪痕を残そうとする人がいるのですが、それは要らないです。

自爆している事のほうが多いので、変に頑張る必要はありません。

③他人を貶めたり、馬鹿にしてはいけない!

非常に単純な話で、そんな奴と一緒に仕事したくない訳です。

そんな奴いないでしょと思うかもしれませんが、随所にその片鱗を見せる人が結構いるのです。

④焦ってテンパってはいけない

グループワークとか基本的に時間が足りなくなるものです。そこでパニックになって、焦る必要はありません。パニックになると、この人こういう人なんだなと面接官は考えてしまうのです。

⑤他人へ安易に迎合してはいけない

要するに他人の意見に流されるなということです。

ですが、ポイントは安易にというところですね。

Aさんの意見を聞いて、○○に納得したので私はAさんの同意します。位言えたらOKですね。

⑥面接官を意識してはならない

面接官を意識した発言等は、結構嫌がられます。

基本グループワークは、グループを重視しましょう!

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5.終わりに

就職活動の面接マニュアル的なものが昔はありました。

それはマナーとかは必要かもしれませんが、そんな事を読んで研究するくらいなら、学生時代の努力した話、苦労話、楽しかった話を出来るように過ごしたほうが良いと思います。

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何故なら社会に出て10年も20年も過ごしていると、いくら優秀とは言え学生が経験していることは、社会ではまだ何もしていないと思っているからです。

名刺の出し方も、電話の出方も知らない学生に多くは求めていません。

 

そんなことよりも、学生時代に思い切り○○した!とか

その仕事をしたいから、○○ばかり想像してました!とかの方がよほど良いと思います。

どんなに立派なことをいったところで、おお!!すごいな!!とは正直思えないのですね。

 

結局は人が人を選んでいるわけですから、

人として魅力ある人であれば

面接、ましてやグループディスカッションは楽勝だと思いますよ!

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ちなみに大学名を書かない会社も結構あると思いますが、あれは本当に我々も知らされません。なので変に気負わずに自分らしさをアピールしてみてください。

 

それでダメなら、本当にその会社じゃなくて良かったと私は思いますよ。

入社しても辞めちゃう人かなり多いのですから!!

後悔のない就職活動を!!